不妊症の原因
不妊症とは正常な夫婦生活があるにもかかわらず、2年以内に妊娠しない状態を言います。
不妊症の原因が常に女性側にあるとは限りらず、男性側に問題のある場合もあります。
統計的には、女性側に原因がある場合が5割、男性側の場合が3割と言われています。
その他、原因のはっきりしないものも2割程度あります。
男性側が原因の場合は、精子に問題があるケースがほとんどです。
精子の数が少ない、精子がない、精子の元気がないなどです。
病院で精液検査をしてもらえばすぐに分かると思います。
女性が原因の場合はいろいろなことが考えられ、原因を特定するには一つずつ調べていかなければ
なりません。
女性側が原因の場合には、次のようなケースがあげられます。
排卵障害
きちんと排卵が出来ていない状態です。無月経の場合もあります。
卵管因子
何らかの原因で卵管が詰まってしまったり、周りに癒着が起こったりしていて、妊娠が成立しない状態です。
子宮因子
子宮内部に何らかの異常があり、妊娠が成立しにくい状態をいいます。
子宮筋腫やポリープ、子宮奇形などがあげられます。
子宮内膜症
子宮の内膜に何らかの異常がみられる状態をいいます。
女性不妊の原因として比較的大きな割合を占めていて、年々増加傾向にあるようです。
また、原因が一つだけでなく、いくつかの原因が重なって不妊症となっていることもあります。
不妊治療を行う際には、これらの原因を特定して、それにあった治療を行うことになります。