体外受精 費用

体外受精の費用

体外受精は、今では非常にポピュラーな治療法になりつつあります。しかし、体外受精はとても複雑な工程と作業が必要な治療法であるため、医療費が高額なことでも知られています。体外受精をするまでの手順として、卵子の採取、精子の採取と培養、胚移植と簡単に説明しても3つの工程を行わなければなりません。また、症例が複雑なケースはさらに作業が複雑でその分費用が高額だといわれています。

 

体外受精は、保険適応外の治療法ですので全額自己負担になります。病院によって金額に差はありますが、検査から胚移植までのセットで100万円以上かかる病院もあります。比較的安い場合でも1回の治療につき30万から60万円の費用が必要だそうです。また、体外受精の成功率は25%といわれ失敗する確率の方が高いことが特徴です。1回だけは妊娠できずに複数回治療が必要な場合もあるわけです。医療費も高額ですから、そう何度も挑戦できるわけではありませんし、採卵するために母体に薬品等の投与が必要だったり、細胞に針を刺して採卵をするため出血や痛みを伴ったりと女性の体にも大きな負担がかかります。主治医とパートナーと良く相談し本当に体外受精を行うかどうか良く検討するべきでしょう。

 

不妊治療に通い無事妊娠した人のうち半数以上がタイミング法という方法で妊娠しています。これは自然妊娠に近い形で妊娠できる方法で、保険で治療を受ける事ができます。体外受精に望む前に、このタイミング法や人工授精など別な方法を受けてみることもお勧めします。

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