体外受精 リスク

体外受精のリスク

体外受精をこれから受けようとしている人にとって、気になる部分はそのリスクだと思います。人工授精やタイミング法での妊娠が難しい場合、最終手段として体外受精がありますが、医療費が高額なだけではなく母体や胎児にリスクを伴うということを理解した上で治療に臨みましょう。

 

まず、母体に対するリスクから紹介していきましょう。体外受精をすると双子出産の可能性が増えます。それは、分裂胚を子宮に戻す時に妊娠の確率をアップさせるために複数個いれる場合があるからです。日本では分裂胚の個数は3個以内という規制がありますが、それでも多胎出産の可能性は高いのです。

 

また、卵子を採取するためにホルモン剤を始め様々な薬品の投与が必要になります。それらの影響で、子宮が腫れたり、痛みがあったり、出血を伴う事があり、卵巣過剰刺激症候群といわれる症状が出る場合があります。採卵する際も組織に針を刺しますので、出血や痛みを伴うため、ある程度の安静は必要だと言われています。受精卵を子宮に戻したあと、早ければ2週間程で妊娠したかを確認できますが妊娠の可能性は25%、さらに妊娠した後、無事に出産できる確率は約75%となっており流産しやすいというリスクを伴います。

 

次に胎児に対するリスクです。

 

1つめは先天的な奇形の可能性が少しではありますが大きくなるリスクをはらんでいます。

 

2つめは、キメラというケースで分裂胚を子宮に戻したあとに分裂していた胚が1つに融合してしまうというトラブルがあります。

 

1つの身体に複数の遺伝子を持つことで血液型が安定しないため、生後まもない処置をする場合、輸血等に混乱を招き処置が遅れる恐れがあります。

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